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介護職に伝えたい!ストレスは溜め込まず、こまめなケアを心がけよう

前回は、介護現場にてテクノロジーを活用し業務効率化を目指す取り組みについて紹介しました。

*前回の記事はこちら:介護業界でも注目される「DX」とは?具体的な取り組み例も紹介

人材不足といった課題を抱えるなか、便利なテクノロジーを導入して業務効率化を目指す姿勢は欠かせません。しかし、いくら業務改善が進んでも、対人業務であり高齢者の命と生活に直接的に関わる仕事である介護職員にとて、ストレス管理やメンタルヘルスケアの悩みは尽きないでしょう。そこで今回は、介護職員のストレス管理とメンタルヘルスケアの重要性と具体的な実践方法について紹介します。

目次

対人業務が多い介護職。ストレスは溜め込まないことが大切

介護職員の仕事は、記録の作成等の事務的なものもありますが、主には高齢者の身体的介助や生活サポートなど対人業務がほとんとです。そしてこれらの業務は職員一人で行うのではなく職員間で密に連携を取り合って進めることが多く、周囲とのコミュニケーションの中で成り立ちます。また、高齢者の体調や身体状況、気持ちの変化などに目を配り、快適で安心した時間を過ごせるような配慮も欠かせません。

このような常に周りや相手に応じた対応が求められる介護の仕事は、気疲れやメンタルの疲労感が積み重なりやすいと言えます。また、朝早い出勤や夜間勤務など生活リズムに波がある場合も多く、体力的にも疲弊しがちです。

こうした状況が続いてしまうと、精神的にも肉体的にもストレスが溜まり、仕事に支障をきたす恐れがあります。そのため、自身の心身状態をこまめに振り返り、ストレスを溜め込まずにうまく処理していくことが重要です。適切なストレス管理は主に以下の3つの利点をもたらすでしょう。

職員のモチベーション向上

心身ともに健康である状態は、意欲や行動力など「働くモチベーション」の基盤となりえます。

サービスの質の向上

自信が抱えるストレスが軽減されることで、職員は利用者のケアや他の職員とのコミュニケーションに集でき、結果的にサービスの質が高まります。

離職率の低下

職員のストレスケアに気を配り職場環境を改善することで離職を防ぐことができます。

介護職が「メンタルの健康」を保つための4つのアプローチ

身体的な健康と同じくらい大切なメンタル面の健康。ここでは、メンタルヘルスを保つために役立つ4つのアプローチを紹介します。

ストレスチェック

定期的にストレスチェックを行い、自身のストレスレベルをこまめに把握しましょう。こうしたストレスチェックを繰り返す中で自己理解が深まり、ストレッサー(ストレスの要因)を認識できるようになると効果的な対処を打てるようになります。

リラクゼーションテクニック

精神的なストレスを軽減するために、リラクゼーションテクニックを取り入れることも効果的です。具体的には、深呼吸、瞑想、ヨガ、ストレッチなど、リラックスできる方法を日常に取り入れることをお勧めします。心身のバランスが整うことでストレス耐性の向上も期待できるでしょう。

     定期的なコミュニケーション

    職場内でのコミュニケーションを活発化させることも、メンタルの安定に繋がります。スタッフ同士で悩みを共有することで、サポートを得やすくなり、感情的な負担が軽減されるでしょう。定期的なミーティングやカジュアルな会話の場も大切です。

    教育・研修の実施

     職員向けにメンタルヘルスに関する教育や研修を行うことで、職員の自己管理スキルを養うことができます。ストレスとの上手な付き合い方を学び、溜め込まないことが重要です。

    職員一人ひとりがイキイキと働く先に、地域福祉への貢献がある

    介護職員のストレス管理とメンタルヘルスケアは、介護サービスの質を向上させるために欠かせない要素です。施設管理者や運営者にとって、職員のストレス状況やメンタルの健康に注意を払うことは、業務効率化や人材不足対策と同じくらい重要なものとなっています。

    豊中市介護保険事業者連絡会としても、介護職員一人ひとりが心身ともに健康で働き、地域福祉により貢献していけるよう、引き続き介護保険事業者の皆様にとって役立つ情報を発信してまいります。

    「こんな情報がほしい」といったご要望や「自社のこんな取り組みを知ってほしい」といった情報提供など、何かありましたらお気軽にお問い合わせください。

    *豊中市介護保険事業者連絡会へのお問い合わせはこちら

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