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〒561-0881
豊中市中桜塚2-25-12-205
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私たち豊中市介護保険事業者連絡会は、「会釈のできる地域」の実現を目指し、日々活動しております。高齢化が進行する中で、「介護」や「福祉」は決して他人事ではなく、一人ひとりが「ジブンゴト」として捉え、行動していくことが重要です。
今回は、豊中市における認知症施策推進の要となる「認知症支援部会」の活動に焦点を当て、その概要と具体的な取り組みについてご報告いたします。
豊中市では、認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、早期発見・早期支援から地域での見守りまで、医療・介護・福祉が連携したネットワーク構築を目指しています。この目標達成のため、豊中市介護保険事業者連絡会の「認知症支援部会」が中核を担っています。
当部会は、地域内の認知症ケア向上を図るため、医療機関、介護保険事業者、その他の関係機関が多職種連携を通じて、長期的な視点から包括的な支援体制を構築することを目的としています。豊中市独自の「地域包括ケアシステム・豊中モデル」では、医療、介護、住まい、予防、生活支援が連携し、住民が安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
この多職種連携は「虹ねっと」という連携コミュニケーションツールで円滑に進められ、当部会もその一部として機能しており、約1300人の医療介護職が情報共有や研修を行い、有事にも連携できる体制を築いています。
令和6年度も、認知症支援部会は豊中市における認知症支援・ケア向上事業の一環として、多岐にわたる活動を展開しました。
認知症ケアの質向上には専門職の知識・技術の継続的更新が不可欠です。当部会は、多職種の専門家を対象とした研修会を複数回開催しました。
特に、「認知症治療の最新動向」に関する研修会では92名が参加し、最新の治療や相談窓口の知識などが提供され、参加者からは今後の業務に活かせるとの声が多数寄せられました。これは、連絡会の理念 である介護職員のスキルアップ支援を体現するものです。
豊中市と共同主催する地域イベント「いきてゆくフェス2024」にも協力しました。これは、高齢者の社会参加や多世代交流を促進し、福祉・介護を「ジブンゴト」として知ってもらうイベントです。
地域住民の「生活動線上」である商店街開催により、子どもから高齢者まで1655人の市民が参加。認知症に関するミニ講座やコグニサイズ、支援策紹介ブースも設けられました。
認知症の方やその家族、地域住民、専門職が気軽に交流し、情報交換できる場である「とよなかオレンジカフェ」の運営支援を行っています。
未認定・要支援認定者の約半数が自宅での生活を望む一方、約7割が相談窓口を知らない現状 を踏まえ、誰もが安心して相談でき、孤立を防ぐ重要な取り組みです。
認知症支援部会は、若年層や無関心層への情報周知、若年性認知症の方とその家族の交流の場「ももの会」の開催を支援しています。「いきてゆくフェス」も若年層が介護・福祉に関心を持つきっかけです。
豊中市では2040年には高齢者割合のさらなる増加が見込まれ、介護ニーズの多様化と人材不足が課題です。認知症相談窓口の周知不足 や介護家族の高齢化、介護者同士のつながりニーズ も、地域全体で取り組むべき課題です。
認知症支援部会は、こうした課題に対し、専門職のスキルアップ支援、地域住民への啓発活動、そして多職種連携の強化 を通じて、「誰もが支え合い、支えられる社会」、すなわち「地域共生社会・豊中モデル」の実現に向けて尽力してまいります。
私たち豊中市介護保険事業者連絡会は、これからも地域の方々、行政、他団体、そして介護保険事業者の皆様との連携を深め、「会釈のできる地域づくり」を目指してまいります。皆様もぜひこの機会に、ご自身の暮らしや地域の未来に思いを巡らせ、「ジブンゴト」として介護や福祉に関心を寄せていただけると幸いです。共に、より良い地域社会を築いていきましょう!
豊中市介護保険事業者連絡会の活動にご関心をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
*豊中市介護保険事業者連絡会に関するお問い合わせはこちら