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2025.10.01

SNSの普及で広がる「介護の新たなカタチ」

デジタル社会の進展により、高齢者の生活様式も大きく変化しています。かつては「デジタル弱者」と呼ばれた高齢者層も、今ではLINEでの家族との日常会話、FacebookやInstagramの利用や、YouTubeの閲覧など、SNSを通じて生活の質を向上させている人は多いでしょう。

そして、SNSの普及はこういった生活様式の変化だけでなく、介護サービスにも革新をもたらす可能性を秘めていると思います。そこで今回は、介護業界においてSNSはどのように活用でき、どういった効果が期待できるのかについて考えてみました。

スマホひとつで繋がれる、知れる、学べる時代

  • 家族とのコミュニケーションを深める
    介護施設でのイベントや日常の様子をSNSで共有することで、離れて暮らす家族に安心感を持ってもらえるでしょう。また、利用者個人が自分のスマートフォンで家族とLINEのトークやビデオ通話をしたいといった場合に使い方のサポートをすることで、家族との交流の機会を増やすことができます。

*事例紹介
デイサービスでのイベントや日常の様子をインスタグラムで日々発信!

  • 地域コミュニティとの新たな接点づくり
    介護施設の空きスペースを使って地域住民が参加できるイベントを開催しSNSで周知することで、自施設のことを知ってもらったり、地域コミュニティとの新たなつながりができたりといった機会になります。

    *事例紹介
    子どもから大人まで得意な「コト」を交換しあう「コトコトマルシェ」を豊中市の介護施設で開催!
  • オンライン健康プログラムの展開
    ZoomやYouTubeを活用した健康体操や認知症予防プログラムを配信することで、通所が困難な高齢者も自宅から参加でき、高齢者の健康づくりをサポートできます。定期的に開催することで参加者の健康状態を見守ることにもつながるでしょう。

*事例紹介
豊中市の公式YouTubeチャンネルでは、豊中市オリジナルの介護予防体操「とよなかパワーアップ体操」の動画を配信中

  • 介護の「見える化」による信頼構築
    介護サービスの内容や施設の雰囲気をSNSで発信することで、これから介護サービスを利用する高齢者やその家族にとっても安心して施設選びができるでしょう。また、介護施設で働きたい人の職場選びにも役立ちます。

*事例紹介
施設の利用者さんや職員にインタビューした様子をインスタグラムで発信!

  • 多職種連携のためのコミュニケーションツール
    地域包括ケアシステムの構築においてもSNSは強力なツールとなります。地域の医療・介護従事者が日頃から情報共有しあったり、感染症や災害など有事の際にタイムリーに連絡を取りあったりといった連携体制に役立つのです。

*事例紹介
豊中市に関連する医療介護職約1300人が「虹ねっとcom」といったSNSグループを通じて日頃から連携

SNSがはぐくむ「地域共生社会」への道


今回紹介したように、SNSは単なるコミュニケーションツールではなく、介護サービスの質の向上や地域連携といった重要な役割も担う存在だと思います。私たち介護保険事業者には、こうしたデジタル技術を活用して、より地域に開かれたサービスを創造していくことが今後ますます求められていくのではないでしょうか。

豊中介護保険事業者連絡会としてもInstagramやTikTok等のSNSを積極的に活用し、介護業界や地域を盛り上げていきたいと思っていますので、よければフォローやいいねをしていただけると嬉しいです!

豊中介護保険事業者連絡会 公式インスタグラム
豊中介護保険事業者連絡会が運営するTikTokアカウント「豊中おばあちゃん報道」

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