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〒561-0881
豊中市中桜塚2-25-12-205
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介護現場では、
「伝えたはずが伝わっていなかった」
「情報共有のタイミングがズレていた」
「顔を合わせる時間が限られていて話せなかった」
といった声をよく耳にします。スタッフ同士の連携が業務の質に直結する現場だからこそ、コミュニケーションの質とスピードの両立が求められます。
その課題解決の鍵となるのが、チャットツールやオンライン会議ツールなどの“デジタルツール”です。
「申し送りのメモが回ってくるのが遅くて、対応が遅れてしまった」「共有ノートに書いたけど見てもらえていなかった」など、情報の“伝達速度”が原因でトラブルが起こることがあります。
そこで効果的なのが、リアルタイムに情報を伝達できるチャットツールの活用です。
例えば、LINE WORKSやSlackのようなチャットツールを使えばメッセージを即時に共有でき、既読の確認も可能です。重要事項や急ぎの連絡をすばやく伝えられるため、「言った・言わない」問題や、伝達漏れを未然に防ぐことができます。
実際にある事業所では、紙ベースの連絡帳を廃止してLINE WORKSに一本化したところ、「共有のスピードが格段に上がった」「スタッフ間の連絡がスムーズになった」という声が多く聞かれるようになりました。
訪問介護やシフト勤務では、すべての職員が同じ時間・同じ場所に集まることは困難です。「顔を合わせて話せないから相談できない」「自分の考えを伝える機会がない」といった課題が出てきます。
このようなときに力を発揮するのが、ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツールです。定例ミーティングを対面からオンラインに切り替えることで、物理的に離れていても意見交換や情報共有が可能になります。
とある小規模事業所では、スタッフの意見交換があまり行われていなかった時期に、月1回のオンラインミーティングを導入。その結果、日々の業務で抱えるモヤモヤや気づきを共有できるようになり、チーム内の連携が改善されたとのことでした。
同じ職場にいても、価値観や業務のスタンスに違いがあると、知らず知らずのうちに「温度差」が生まれてしまうことがあります。「こんなに頑張ってるのに、誰もわかってくれない…」「その情報、もっと早く知っておきたかった」など、小さなズレが蓄積すると、チームの結束力にも影響します。
このような問題にも、日常的なチャットツールの活用が役立ちます。業務連絡だけでなく、ちょっとした声かけや、感謝を伝えるメッセージも気軽に送れる環境があると、心理的な距離がグッと縮まります。
デジタルツール導入の第一歩は「小さく始める」
「ITに詳しくない」「年齢層が高くて使いこなせるか不安」という声も少なくありません。しかし、すべてを一気に変える必要はなく、まずは1つのチーム・1つの連絡だけでもデジタル化してみることが大切です。
・急ぎの連絡だけチャットにしてみる
・月1回だけオンラインで打ち合わせしてみる
・一部スタッフで試験導入して、フィードバックを共有する
といったように、小さく始めて、少しずつ慣れていくことが成功のカギです。
介護の現場は、チームワークが命です。だからこそ、「伝わる・つながる」環境づくりが不可欠。デジタルツールは、うまく活用すれば現場に安心と効率をもたらしてくれる強い味方になります。
次回のミーティングで一言、「うちでも試してみない?」と話題にしてみてはいかがでしょうか。