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〒561-0881
豊中市中桜塚2-25-12-205

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介護の仕事はやりがいのある反面、「この先どうなるのか不安」「ずっと現場のまま?」という“見えない未来”に悩む声も少なくありません。
特に若手職員では、2023年度の調査で29歳以下の離職率が**20.4%**にのぼるなど、将来像の不透明さが離職要因として顕在化しています(介護労働安定センター)。
こうした不安に対し、地域ぐるみでキャリア形成を支援するしくみを進めているのが、豊中市介護保険事業者連絡会(以下、豊中連絡会)です。
制度だけでなく、人と人のつながりを軸にした育成支援に取り組んでいます。
出典:公益財団法人 介護労働安定センター『令和5年度 介護労働実態調査』より筆者作成
(https://www.kaigo-center.or.jp/report/)
「今の仕事の先に、どんな未来が見えていますか?」
介護の現場で働く中で、なんとなく浮かぶのは「初任者 → 実務者 → 介護福祉士 → リーダー職 → 管理職」といった一般的なキャリアステップかもしれません。
けれど、それだけでは“自分らしい働き方”に結びつかないと感じている方も多いのではないでしょうか。
豊中市介護保険事業者連絡会では、そうした「見慣れたルート」の先に、“もう一つのキャリアの道”を提示しています。
たとえば、
これは「縦に昇る」だけでなく、「横に広がる」「地域をつなぐ」キャリアです。
豊中連絡会が強みとしているのは、事業所の枠を越えて人材育成を行う“地域ネットワーク型の支援”。
「いまの職場で頑張る」だけでなく、「地域の中でどう活躍していきたいか」を描くことができる環境が整っています。
キャリアパスとは、昇進や肩書きのためのものではなく、
「自分の強みや志向に気づき、納得して働き続ける」ための道しるべでもあるのです。
豊中市では、単なる法人内研修だけではなく、市全体で育てるスキームとして以下のような取り組みが展開されています。
1人50分の完全予約制で、経験・資格・希望に応じたキャリア形成について専門アドバイザーとじっくり対話できる場。
日々の業務ではなかなか振り返ることのできない「自分の未来」と向き合うきっかけとして注目されています。
市内の複数事業所を巡るツアー型企画で、応募前に現場を見て「自分に合う働き方」を考える機会として好評。
見学→面談→応募というステップで、入職後のミスマッチを防ぐ効果も期待されています。
豊中連絡会では「虹ねっとcom(MCS)」を活用し、医療・介護職1,300名以上が情報を共有。
令和6年6月には認知症支援の合同研修に92名が参加するなど、現場レベルでのスキルアップ機会が定期的に提供されています。
これらの支援制度は、単に学びや制度の紹介にとどまらず、“自分にとっての理想の働き方”を言語化する場として機能しています。
こうした「人に寄り添った制度設計」が、キャリア支援の信頼性を高め、職員の定着と活躍の後押しになっています。
介護職が安心して働き続けるためには、「制度の整備」と「人との関係性」が両立していることが重要です。
豊中市では、法人の枠を超えて、地域全体でキャリアとスキルを支える土台づくりが進んでいます。
今後も、“不安を安心に変える場”として、キャリアパスの明確化とスキルアップ支援がますます重要になるでしょう。
あなたの介護キャリアも、こうした地域のつながりの中で、より豊かな未来へつながっていくはずです。
