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2026.02.16

訪問介護の“15分だけの支援”って何してるの?リアルケース紹介

訪問介護には「15分」「30分」という細かな時間区分があります。その中でも特にイメージしづらいのが“15分の支援”。利用者や家族からは「短すぎて何ができるの?」と聞かれることも少なくありません。しかし実際には、15分だからこそ提供できる価値があり、利用者の生活を支える重要な役割を果たしています。

本記事では、訪問介護における15分支援の仕組みと具体的な内容、そして短時間サービスが生活にどう影響しているのかを、現場に近い視点でわかりやすくお伝えします。


目次

■訪問介護の時間設定の仕組み

●15分・30分などの枠の理由

訪問介護は、介護保険制度に基づいて「提供時間」に応じた単位(料金)が設定されています。これは利用者の必要性に応じて柔軟な支援ができるようにするためで、

  • 〜20分未満
  • 20〜30分
  • 30〜60分
  • 60〜90分

といった区分が国で定められています。

“15分”というのは、この中の「20分未満」の枠に該当し、ちょっとした身体介助や見守りなど、ポイントを絞った支援に適した時間設定です。

●生活援助と身体介護の違い

訪問介護は大きく以下の2つに分類されます。

  • 身体介護:食事、排泄、更衣、服薬、移動・移乗など
  • 生活援助:掃除、洗濯、調理、買い物代行など

生活援助は原則20分未満の利用が認められていないため、“15分支援”のほとんどは身体介護に該当します。
「ちょっと手伝ってほしい」「安全確認だけお願いしたい」といったニーズに応えるための仕組みなのです。


■15分でもできることは意外と多い

15分と聞くと「できることが限られる」と思われがちですが、実際には必要なポイントを押さえた支援が可能です。

●服薬確認・見守り・洗面・整容

短時間で実施できる代表的な支援内容には以下があります。

  • 服薬確認(飲み忘れ防止)
    “飲んだつもり”や“飲みすぎ”を防ぐため、実際に服薬したかを見届けます。
  • 安否確認・見守り
    一人暮らしの方や転倒リスクのある方にとって、毎日の見守りは生活の安心材料になります。
  • 洗面・歯磨き・髪を整えるなどの整容
    朝の身支度は健康だけでなく、生活意欲の維持にもつながります。
  • トイレ誘導や軽度の動作介助
    “立ち上がりが不安”“トイレまで付き添ってほしい”というニーズにも細かく対応できます。

訪問介護は、限られた時間の中でも優先度を見極め、「いま必要なこと」を確実に行うサービスです。
そのため、短時間でも利用者の生活に直結する支援がしっかりと提供できます。

●生活習慣の維持につながる支援

短時間ケアの価値は、“習慣を守る”ことにもあります。

  • 毎朝決まった時間に洗面する
  • 夜の薬を確実に飲む
  • 翌日のデイサービスのために身支度を整える
  • 転倒を予防するための動作を促す

これは、長時間介助よりも継続性が重要な「生活リズムの維持」に直結します。
短いながらも“毎日続けられる介助”だからこそ、利用者の生活機能を守ることにつながっているのです。


■短時間支援が“孤立予防”にもなる

●家族が気づかない異変に気づく

15分訪問は単なる身体介助だけでなく、異変に気づく機会にもなっています。

  • 食事が減っている
  • 立ち上がりがいつもより弱い
  • 会話の内容が前日と比べてズレている
  • 飲み忘れが続く
  • 室内の散らかりが増えている

こうした変化を、家族より早く察知することも珍しくありません。

訪問介護職員は毎日の「いつも」を知っているからこそ、小さな変化に敏感です。
その気づきが早期の受診、ケアマネへの報告、家族への連絡につながり、大きな事故や体調悪化を防いでいます。

●短い会話でも心の支えになる

15分とはいえ、介護職員との会話は利用者にとって大切なコミュニケーションです。

  • 「今日はよく眠れましたか?」
  • 「昨日のお孫さんの話、続き聞かせてくださいね」
  • 「寒いので床に座る前に上着を着ましょうね」

こうした何気ない会話は、孤独の解消や心の安定につながります。
特に独居の方にとって、訪問介護は**“心のつながり”を維持する存在**でもあるのです。


■まとめ

「15分だけの訪問」と聞くと、つい“短すぎる”と思ってしまいがちです。
しかし実際には、短時間だからこそ提供できる安全確認・生活維持・服薬管理・コミュニケーションなど、生活の軸を支える支援が数多くあります。

15分は“何もできない”ではなく、
“必要なことを確実に行うための15分”

それが訪問介護における短時間サービスの本質です。

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