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外国人介護士に最大限に活躍してもらえる職場づくりを考えてみた

これまでの記事でも何度か触れた通り、日本は少子高齢化が進み、介護ニーズは増える一方で、それを提供する側の人材が不足するといった状況が課題となっています。そのような中、外国人介護士の活躍はこの課題を解消し、さらには介護サービスの質の向上にも寄与するとして期待されています。

そこで今回は、外国人介護士と協働し、より良い介護サービスを提供していくための職場環境づくりについて考えてみます。

目次

外国人介護士の活躍が介護現場にもたらす効果

介護現場で外国人介護士に活躍してもらうことは、既存職員や高齢者の方々にとっても良い影響があります。具体的には以下の通りです。

専門性のコラボレーション

それぞれの国で培われた介護技術や知識を共有することで、より良いケアを見出すことができます。

創造的なケアが生まれる

異なる文化や言語を持つ職員が協働することで、多様な視点からより柔軟で創造的なケアを実現できます。

高齢者にとっても豊かな交流となる

新しい文化や言語に触れることは、高齢者にとっても刺激的で多様なコミュニケーションの機会となります。

豊かな協働を実現する職場づくりのコツ

外国人介護士との協働がもたらす多くの可能性を実現するためには、職場環境づくりが重要です。以下のような取り組みを通して、外国人介護士と既存職員が互いの強みを活かしながら活躍する職場を築いていきましょう。

相互理解を深める取り組み

異なる母国語を持つ職員が円滑に連携していくためには、お互いに理解しようとする姿勢が大切です。言語を含め文化の特徴や価値観などを知る機会を設けたり、業務外で食事会やイベントなどカジュアルな形での交流の機会を作ったりすると良いでしょう。

対等な立場でコミュニケーションをとる

外国人介護士との協働に限らず、異なる経験やスキル、強みや伸び代を持った職員同士が一緒に働く上では、立場にとらわれないオープンなコミュニケーションこそ大切にすべきでしょう。業務上の気づきや困り事を気軽に相談できたり、改善案や新しいアイデアを積極的に発信できたりする雰囲気づくりに努めることで、それぞれの職員がより能力を発揮しやすくなります。

生活面でのサポート体制

外国人介護士にとって日本で働く上では、住居や医療、行政手続きなど生活面の懸念も少なからずあるでしょう。こういった困り事について気軽に相談できるような関係性作りも大切です。便利な施設やサービスなど生活する上で役立つ情報も積極的に提供しましょう。

職員が最大限に能力を発揮できる職場を目指そう

外国人介護士との協働は、人材不足といった課題への対応にとどまらず、介護サービスの質的向上や創造的な発展をもたらします。前章で紹介したような職場づくりは、外国人介護士だけでなく既存職員にも最大限に能力を発揮してもらうための基盤となり、さらには職場全体のチームワーク向上にもつながります。その結果、より質の高い介護サービスの提供が可能となるのです。

豊中市介護保険事業者連絡会としても、より良い地域福祉の向上を目指して、外国人介護士との協働を含め、様々な取り組みやそのサポート体制づくりに励んでいきたいと思います。

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