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2025.11.19

デイサービスや介護施設における看護師の役割とは

目次

はじめに

高齢化が進む現在、デイサービスや介護施設の役割はますます重要になっています。そうした現場で働く看護師は、「医療の視点を持つスタッフ」として、利用者の健康を支えるだけでなく、施設全体の安全や安心感を担う存在でもあります。

病院とは異なり、介護施設は“生活の場”であり、医療の専門職としての役割だけでなく、多職種と協力しながら「日々の暮らし」を支えていくことが求められます。

この記事では、デイサービスや介護施設における看護師の具体的な役割について、3つの視点からわかりやすく解説していきます。

① 看護師が健康管理と医療的ケアで“安心の土台”を支える

施設看護師の中心的な役割は、日々の健康管理と医療的ケアの提供です。

具体的には:

・バイタルチェック(血圧・脈拍・体温など)

・服薬の管理・確認

・医師の指示に基づく処置(インスリン、胃ろう、褥瘡ケアなど)

・緊急時の対応・家族や医療機関との連携

こうしたケアがあるからこそ、慢性疾患を抱えた方や重度要介護者も安心して施設を利用できます。

また、ちょっとした体調変化やいつもと違う様子をいち早くキャッチし、適切に対応できるのも看護師ならではの強み。

「急変が起きても、あの看護師さんがいるから大丈夫」と思える存在であることが、施設の信頼にも繋がります。

② チームケアの“架け橋”として多職種を支える

施設運営は、看護師だけで成り立つものではもちろんありません。介護職員、理学療法士、管理栄養士、生活相談員など、多くの専門職が連携して成り立っています。

その中で看護師は、身体面の変化や健康リスクに対する専門的な知見を持ち、他職種との「橋渡し役」として機能します。

たとえば、食事中の誤嚥リスク、皮膚状態の悪化、脱水の兆候などに気づいた際には、介護職にすぐ伝えて対応を促します。また、介助の際の注意点や感染症の対策方法などをアドバイスすることもあります。

さらに施設全体の衛生管理や感染対策の中心的役割を担うことも多く、コロナ禍以降は特にその重要性が高まっています。

③ 利用者・家族との信頼をつなぐ「対話の力」

看護師は「医療ケアを提供するだけの人」ではありません。日々の会話や観察を通して、利用者のちょっとした不安や心の変化に気づき、心身の両面から支える存在です。

デイサービスや介護施設では、病院と違い、日々のちょっとした変化や悩み、不安をキャッチする機会が多くあります。看護師が笑顔で声をかけるだけで、利用者は安心感を覚えることも少なくありません。

また、ご家族に対しても重要な役割を果たします。体調の報告や日常の様子をわかりやすく伝えることで、ご家族の不安を和らげ、施設への信頼にもつながります。医療的な内容をわかりやすく説明し、必要な対応を共有することも大切です。

「看護師さんが丁寧に説明してくれるから、施設に任せられる」

そんな信頼を築くことで、家族と施設の関係も強固になります。

まとめ

デイサービスや介護施設における看護師の役割は、「健康管理」や「医療的処置」にとどまりません。

多職種と連携し、日々の暮らしの中で利用者の変化に気づいて対応し、ご家族との橋渡しまで担う…

まさにチームケアの要となる存在です。

介護現場での看護師は、医療の専門職でありながら、“生活を支えるケアの担い手”でもあります。そのバランスを意識しながら関わることで、利用者一人ひとりの安心と尊厳を守る支援が可能になります。

看護師の専門性を活かすには、管理者やリーダーがその役割を正しく理解し、チーム内での連携を後押しすることも重要です。

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