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〒561-0881
豊中市中桜塚2-25-12-205

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介護施設やデイサービスの現場で、生活保護を利用している方と関わる機会は少なくありません。
しかし、制度には厳格なルールがあり、特に「お金」に関する部分では、現場職員がジレンマを抱えることが多いのも事実です。
「行きたい場所があるけれど自費サービスは使えない」「頼りたい家族がいない」「制度ではカバーされない」――。
こうした現実に直面するのは管理者や主任だけでなく、日々利用者に接する職員全員にとって避けて通れない課題です。
本記事では、自費サービスや家族支援が難しいケースに焦点をあて、制度上の限界をふまえつつ、現場でできる工夫と実践的な対応のヒントを整理します。
生活保護を利用している方は、基本的に介護保険の自己負担がありません。必要な介護サービスを受けられる一方で、制度外の「自費サービス」には制約があります。
たとえば、
・美容院や理容室への同行
・外食を伴う外出レクリエーション
・日用品以外の買い物支援
これらは介護保険の給付対象外であり、原則として自己負担となります。
しかし、生活保護費でやりくりする方にとっては「楽しみたいけれどお金がない」という現実に直面しやすいのです。
家族がサポートできれば解決することもありますが、独居や家族関係が希薄な方では、その選択肢すらないのが現実です。
現場職員としては、利用者の想いを理解しつつ「制度では対応できない」ことを丁寧に説明し、代替となる活動を一緒に考えていくことが求められます。
生活保護利用者に特有の課題として、金銭管理の難しさがあります。支給額は毎月一定であるため、予期せぬ出費に対応できず、生活が不安定になりやすいのです。
現場でよく見られるのは、
・嗜好品(たばこやお酒、菓子類)を優先して日用品が足りなくなる
・スーパーでまとめ買いをしてすぐに使い切ってしまう
・計画的な出費ができず、月末に生活が苦しくなる
こうした状況に対して、職員にできることは小さな工夫の積み重ねです。
例えば、買い物支援の際に「必要なものリストを一緒に作る」「予算内で選ぶ練習をする」など、日常的に習慣づけを行うこと。
また、深刻なケースでは地域包括支援センターやケースワーカーと連携し、支援金の使い方や生活支援の仕組みを検討する必要があります。「現場だけで抱え込まない」ことが、安定した生活を支えるポイントです。
生活保護利用者との関わりの中で、職員が悩みやすい場面をいくつか挙げてみましょう。
→ 無理に自費負担を求めるのではなく、施設内で楽しめる代替イベントを用意する工夫が有効です。
→ 制度の範囲を説明するだけでなく、「なぜそれをしたいのか」という背景を聞き取り、生活意欲や社会参加につながる部分を探して支援に活かします。
→ 施設側が感じている生活の課題をこまめに報告することで、制度的な調整や別の支援制度の提案につながる場合があります。
現場で大切なのは、制度の壁をただ示すのではなく、「どうすれば利用者の生活を豊かにできるか」という視点で対応を組み立てることです。
生活保護利用者のケアにおいては、「お金」にまつわる制約や「対応」の難しさが常につきまといます。
しかし、その中でも利用者の生活の質をどう高めるかは、現場職員の工夫やチームの知恵によって変わってきます。
・制度の仕組みを理解すること
・ケースワーカーや地域包括支援センターとの連携を強めること
・利用者の声を拾い、現場でできる小さな工夫を積み重ねること
これらが、生活保護利用者に寄り添った支援を実現する鍵になります。
あなたの現場では、制度の限界に直面したとき、どのような工夫で利用者の希望に応えていますか?
