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〒561-0881
豊中市中桜塚2-25-12-205
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日本では高齢化が進み、それに伴い認知症のある高齢者の数も増え続けています。2025年には、65歳以上の方の約5人に1人が認知症になると予測され、その数は約700万人に達する見込みです。
今回は、このような変化の中で私たち介護保険事業者が直面する課題や求められる役割について考えてみたいと思います。
介護職員は専門的なケアスキルが求められる
認知症の方に対するケアは、症状の進行に応じた適切なコミュニケーションや行動の変化に対する理解など「専門性」が求められます。症状やその変化は一人ひとり、その日その瞬間で異なるため、これが正解だという決まりきったケアの仕方もありません。目の前にいる方の一つひとつの言動をよく観て、よく考えて、そのときにすべき最適なケアを常に問い続けていくことが大切なのです。
このように、認知症の高齢者を支えていくためには専門的なケアスキルが必要であるため、厚生労働省では「認知症介護実践者等養成事業実施要綱」を設け、これに基づいた取り組みが各自治体で行われています。ここでは「大阪府認知症介護実践者等養成事業実施要綱」で定められている8種類の研修課程について紹介します。
【内容】小規模多機能ケアの視点、ケアマネジマント論、地域生活支援、チームケア(記録:カンファレンス・アセスメント・プラン)、居宅介護支援計画作成の実際
【内容】センターにおける前期研修、職場における研修(実習、オンラインを活用した講義・演習)、センターにおける後期研修
【内容】最新の認知症介護に関する高度な専門的知識及び技術習得、高齢者介護実務者に対する研修プログラム作成方法及び教育技術の向上
認知症の高齢者を支えていくためには「地域包括ケアシステム」の強化も欠かせない
先述の通り介護職員の専門性の向上は重要な課題ですが、認知症の高齢者が増えることによって直面する課題はそれだけではありません。介護施設や介護サービスを必要とする高齢者が増えることで、施設の受け入れ体制が限界に近づくことや介護職員の人材不足が懸念されます。
このような状況のなか、認知症のある方を含め、地域の高齢者が安心して暮らせる環境を整えるためには、介護施設だけでなく地域全体で支える「地域包括ケアシステム」の強化が欠かせません。医療機関や自治体、民間事業者、地域団体などとの連携を深め、サービスの質を保ちながらより多くの高齢者を支えていける仕組みづくりが重要です。
豊中市介護保険事業者連絡会としても、介護保険事業者の皆様との連携強化はもちろん、地域の皆様とのつながりも深め、より良い地域福祉を実現できるよう努めてまいります。
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