小さなボランティアの積み重ねが「いつかの困りごと」を助ける大きな存在となる

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前回は、『地域包括ケアシステム』における「互助」の観点から介護保険事業者にできる取り組みを考察しました。

*前回記事:介護保険事業者として地域の「互助活動」をどう支えていくべきか?

地域住民が互いに助け合う「互助」の姿勢は地域包括ケアシステムの実現に欠かせません。そこで今回は、地域の市民団体や学生などが身近な福祉施設でボランティア活動を行い、地域福祉を支えている事例を紹介します。

豊中市における地域ボランティアの取り組みをご紹介

私たちが暮らす豊中市でも地域のボランティア活動は盛んです。豊中市社会福祉協議会

では「ボランティア体験プログラム」として、子どもから若者、高齢者までボランティアに関心のある方なら誰でも参加できるプログラムを提供しています。介護施設をはじめ、保育園や障がい者施設、子ども食堂など市内の事業所の取り組みを支えるボランティア活動です。

*参照:豊中市社会福祉協議会|豊中市社協 ボランティア体験プログラム2024

そのほかにも豊中市内のあるデイサービスセンターさんでは、地域の市民団体やNPO法人などの方々がボランティアとして積極的に施設イベントに参加されています。例えば、歌謡舞踊やカラオケなどの音楽ショー、アロママッサージやネイルなどの美容ケア、脳トレや機能訓練の兼ねた体操などなど。こうした多彩なプログラムがデイサービスに通う高齢者の方々の日々の楽しみを生み出したり交友関係が広がったりといったことを通して、地域福祉を支えていると言えるでしょう。

*参照:原田デイサービス「ねいろ」|公式インスタグラム

福祉を楽しく学ぶ地域イベント「いきてゆくフェス」でもボランティアスタッフが大活躍!当会が豊中市と共同で企画運営している地域イベント『いきてゆくフェス』でも地域ボランティアの存在はとても大きいです。前日の準備や会場設営から、当日の受付やコンテンツ運営、会場案内、イベント後の撤収作業まで、毎年多くのボランティアの方々にご協力いただいています。

身近な地域住民同士が顔を合わせ同じ時間を共有する体験は、地域のつながりを深めるきっかけとなるはずです。そして、こうした地域交流の積み重ねが日常生活で困ったことがあった時に手を差し伸べあえる関係性づくりへと繋がっていくでしょう。

老若男女だれもが福祉・介護を身近に感じ、日常生活で助け合えるまちづくりを目指して行っている『いきてゆくフェス』。ご興味のある方はぜひ今後の開催を楽しみにお待ちください。ボランティアスタッフとして一緒にイベントを盛り上げてくださる方も大歓迎です!

*『いきてゆくフェス』について詳しくはこちら
過去記事:介護保険事業者が地域と交流を持つ意義とは?多世代交流イベント『いきてゆくフェス』の紹介
公式サイト:大阪府豊中市の福祉・介護魅力発信イベント「いきてゆくフェス2024」

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